ロゴ作成のポイントとペイントを使ったロゴの作成方法

世の中には様々なデザインのロゴマークや標識で溢れています。それらは、一目見ただけで何を示しているかを判断することができるものがほとんどで、企業をはじめとして生活のあらゆる部分で役立っているものです。そのようなロゴマークを作成する際に気を付けるべきポイントを知っておくと様々な面で役立ちます。

また簡単なロゴマークの作成方法を紹介します。

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ロゴとその重要性

ロゴとは、ロゴタイプの略のことであり、いわゆるエンブレムやシンボルのことを言います。企業や団体、個人が世間一般にその存在を認めてもらうために使用するもので、会社名や商品名などの文字を引用してデザインすることが多いです。

ロゴは企業にとって非常に重要な存在で、場合によってはその企業の顔ともなります。企業の理念やメッセージを伝える役割を持っており、企業のブランド価値を高める役割を果たしています。そのため、ロゴの意匠をどのようなものにするか、費用をかけて作成する企業は多いです。

ロゴの作成ポイント①モノクロでもわかる

ロゴ作成は、ただ何となく行ってはいけません。いくつかのポイントがありますが、そのひとつがモノクロであってもわかるデザインになっているのかということです。ロゴが印刷される場所は、必ずカラーというわけではなく、その際に何を描いているのかわからないデザインであっては意味がないものになってしまいます。

モノクロであっても、意味が伝わるデザインであれば、汎用性が高まります。また、色調を理解できない人に対しても伝わるように、ユニバーサルデザインの観点からも、モノクロであってもわかることは重要です。

ロゴの作成ポイント②色を使いすぎていない

色をたくさん使用すると、カラフルで見栄えがするものですが、使いすぎてしまうとごちゃごちゃとして混雑したデザインとなってしまいます。複数の色を使用するとしても、主に3つの色にとどめておくことが良いとされています。

下地となるベースカラーと最も目立つメインカラー、全体を引き締める役割を持つアクセントカラーです。イメージカラーを使用することがおすすめです。

ロゴ作成のポイント③ルールを守っている

個人のロゴでは関係ないことも多いですが、企業のロゴなどでは様々なルールが定められています。余白の大きさや形、色使いに関するルールを守っていなければ、公に使うことができなくなってしまいます。ルールの中で作られているかを確認することが重要です。

ロゴ作成のポイント④使用シーンをイメージする

ロゴは、名刺や看板、ホームページに封筒など様々な場面で使用されます。場合によっては縮小されたり、遠く離れて見られたりすることもあるので、あらゆる使用シーンを想定して作らなければ、よくわからないデザインとなってしまうでしょう。

予想される使用シーン内で、必ず意味の分かるデザインを考えることがポイントです。

ロゴ作成のポイント⑤流行に左右されず独自性がある

ロゴを作成する際に重要なことは、独自性があるのかということです。世の中にはデザインや色の配色に関して流行というものがあり、その流行に乗ったデザインのロゴを作成すれば、人々の目につき、好まれるものとなります。

しかし、その人気は一時的なものにしかなりません。流行がすたれてしまえば、そのロゴも使われなくなる可能性が高いです。時代性を考えたデザインも重要ですが、独自のデザインであれば、唯一無二のロゴとなります。配色や形に細部にまで工夫を凝らして企業の特徴を示すことができれば、真似されたとしても一線を画したデザインとなるでしょう。

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ロゴ作成のポイント⑥伝えたいことが盛りこまれている

ロゴは、企業の理念や商品のイメージ、個人の伝えたいことなどを盛り込んで作成するものです。それらの伝えたいことと全く無関係のデザインのロゴを作成しても、意図するものとは異なるメッセージを見る側に与えてしまいます。

そのような事態にならないように、伝えたいことが盛り込まれているデザインとなっているかを確認することが重要です。デザインを考えたならば、なぜこのデザインにしたのかを説明することができるようにするとよいでしょう。

ロゴ作成の方法

ロゴを作成する方法は、大きく3つに分けることができます。ひとつが自分(自社)で作成するという方法です。専用ソフトなどを使用して自分で作成すれば、主観的なデザインとなってしまいがちですが、伝えたいことをダイレクトにデザインに取り込むことができます。

二つ目が、フリーランスのデザイナーに依頼する方法です。フリーランスのデザイナーに依頼すれば、メッセージを伝えきれなかったり、ほかのロゴと似通ったりする危険性もありますが、費用を抑えて作成することができます。

三つ目が、専門制作会社に依頼する方法です。費用は高いですがクオリティが高く、アフターフォローもあります。

ペイントを使用したロゴ作成①キャンパスサイズの調整

ロゴを自分で作成する際には、専用ソフトをダウンロードするという方法もありますが、最も手軽な方法としてwindowsのペイントソフトを活用するという方法があります。ペイントとは、windowsに標準搭載されているお絵描き・画像編集ソフトのことです。

検索バーから見つけるほか、アクサセリから起動することができます。ペイントでロゴを作成する際に、まず最初にすることはキャンパスサイズを調整することです。

ホームから「サイズ変更」をクリックすることでサイズの変更をすることができます。

ペイントを使用したロゴ作成②背景作成

キャンパスサイズを変更したならば、次いで背景を作成します。背景は、「ベタ塗り」か「既存の画像を使用する」かの2種類から選ぶことが可能です。ベタ塗りとは背景を一色にすることで、ホームの塗りつぶしマーク(バケツを傾けたマーク)をクリックし、色を選択することでできます。

既存の画像を使用する場合には、ホームの「貼り付け」をクリックし、ファイルから貼り付けたい画像を選ぶことでできます。選んだ画像がキャンパスよりも大きくはみ出してしまう場合には、プロパティで画像サイズを変更するとよいでしょう。

ペイントを使用したロゴ作成③文字

文字の作成はペイントツールで行うことができます。テキストの「選択」をクリックしてドラッグすることで、文字を打ち込む場所をしてすることが可能です。文字の色やフォントを選び、打ち込むと、文字が表示されるでしょう。

文字の入力ができたならば、文字の位置を変更します。ホームから「選択」をクリックして、ドラッグして移動させたい文字を囲みます。配置したい場所までドラッグすることで、文字の移動の完了です。

ペイントを使用したロゴ作成④装飾

文字と背景だけでは物足りない場合には、装飾を施すことが可能です。装飾は「図形」を使って行うことができます。丸や星、四角形など様々な図形を選び、装飾すると華やかになるでしょう。

ペイントで作ったロゴでメッセージを伝えよう

ロゴは、一目で個人や企業が伝えたいことを伝えることができるものです。デザインの作成方法には、わかりやすくどこでも使うことができるようにするためのいくつかのポイントがあります。作成方法も様々ありますが、ペイントを使えば簡単なものは自分で作ることができるでしょう。

ペイントを使ってロゴを作成して、多くの人々にメッセージを伝えてみてください。